最終処分場浸出水、処理困難の理由(2):貧栄養の問題

最終処分場浸出水、処理困難の理由(2):貧栄養の問題

 

 

埋立物の変化に伴って、最終処分場(ごみ埋立地)浸出水の処理がだんだん困難になってきていることは先に述べたが、最終処分場の浸出水処理を取り巻く諸問題を何回かに分けて、もう少し具体的に述べてみたい。具体的に何が問題で処理が難しくなっているのかがわからなければ対策も試行錯誤になるが、理由がわかれば自ずと対策も立てられるだろう。

 

貧栄養の問題

最終処分場(ごみ埋立地)の浸出水は一般に時間の経過とともに(処分場が安定化するともに)BODが減り、反対にCODと窒素が増加して、生物処理は困難になって行く。

 

まして埋立物の中心が焼却残渣となれば、それの浸出水はどんなものかは容易に想像できるだろう。

 

  活性汚泥(好気性微生物)にとって好ましい食物とは、人間の生活由来、動植物由来のものである。

 

しかるに、焼却残渣を溶かし出して出てくる浸出水には、重金属を固定化するための化学物質だったり、塩化カルシュームだったり、アンモニア性窒素だったりと、微生物を活性化する物質はほとんど何も入っていないに等しい。

 

したがって、このような焼却残渣中心の浸出水を生物処理しようとすれば、何らかの微生物活性化栄養物の添加は必須になってきている。

 

微生物活性化栄養物には有機性のものと無機性のものがある。微生物の培養実験等をやったことがある人なら経験があると思うが、微生物を培養する時には、ベースの基質以外にペプトンや肉汁のよな有機活性物や無機の微量栄養塩などを添加するのが普通である。

 

難分解性の有機物を微生物の力で分解させるには同じような考え方が必要になってきている。もちろん排水処理にそんな高価なものは添加できないが、排水処理用に調整された安価なものが市販されている。

 

注意すべきは万能薬のようなうたい文句は信じないほうが良い。微生物活性剤が全てを解決してくれるわけではない。必要条件の1つではあっても、それだけで十分ということはない。

 

 

    つづく

 

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