実証テストに関する一口アドバイス

畜産排水や水産加工排水の処理に画期的な凝集剤を提案されている方から、その実証
テスト計画の相談を受けました。
連続テストを計画しておられたのですが、凝集沈殿の場合、回分テストの方が多くの条件
でテストできること、必要なサンプル量も少なくて済むこと、実設備をサイジング(大きさを
決める)上でも適当なこと等から、回文試験を中心に計画を立てるようにアドバイスしまし
た。
連続テストは回分テストでほぼ固まった条件で短時日でやるようにしないと、サンプル量
も多量に要りますし、労力も大変なものになります。その割りに必要なデータが得られませ
ん。
関係者に見てもらって納得してもらうには、連続テストは大事なのですが、テストの目的に
あわせて方法を選ぶと言うのがこのような実証テストのコツと言えましょう。

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